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口内炎の豆知識

2021年7月29日

食事中に「痛っ」!!

誰でも一度は経験したことのある口内炎。

小さな病変のわりに、食事の際や唾液を飲み込むときに、

その部分に触れることで痛みを強く感じ、

数日以上地味に、何をしても痛みが続くことから

切ない気持ちになりますよね

 

「口内炎」は、口の中の粘膜にできる炎症病変の総称です。

口内炎の名がつく疾患(傷病名)は25以上にも及びます。

通常、私たちが「口内炎」と呼ぶ炎症の多くが「アフタ性口内炎」です。

 

「アフタ」とは粘膜表面にできる数ミリから1センチまでの大きさの円形から

楕円形の境界明瞭な粘膜潰瘍で、

表面は白色様を呈し、

好発部分は口唇粘膜、頬粘膜、舌辺縁などです。

 

口内炎の原因

・誤って噛んでしまった傷(咬傷)

・歯ブラシ等で作った傷、

・不適合義歯や矯正装置等による傷

・歯列不正やむし歯

・適合の悪いかぶせ物等による歯のとんがりで生じた傷

・やけどやニコチン刺激等    

が引き金となります。

 

・疲労、睡眠不足等の生活習慣の乱れ

・代謝、栄養障害等による免疫力の低下

・アレルギーやウイルス

・カビなどによる口の中の感染

・加齢やストレス、口呼吸、喫煙が原因の唾液分泌量の低下により、

口腔内が清潔に保てず、口内炎が発症しやすくなります。

 

日常生活での予防・対処法

アフタ性口内炎であれば通常一週間程度で自然治癒することがほとんどですが、

原因の改善が見込めないと悪化や再発を繰り返してしまいます。

 

「予防法」

*口腔内

口の中の清潔を保つためのブラッシングは正しくできていますか?

力の入れすぎで粘膜を傷つけるブラッシングに注意しましょう。

治療の必要なむし歯や合わない入れ歯などの装置はありませんか?

*食生活

ついつい偏った食生活になっていませんか?

栄養不足で発生する口内炎はビタミンB2、B6、Cが不足していると

発症しやすく、

ビタミンAが不足していると治癒しにくくなります。

ビタミンを補うには

・粘膜の維持等にビタミンB2を含む卵

・免疫機能の維持等にビタミンB6を含む赤身魚

・コラーゲンの生成にビタミンCを含むくだもの

これらのものを摂取するようこころがけましょう。

その他

日ごろから睡眠不足やストレス状態が持続しない生活習慣を心がけ、

免疫力の低下防止に努めましょう。

 

「対処法」

*口腔内

患部はブラッシング等で刺激せず、洗口液等で清潔に保ち、

早めの治療に努めましょう。

*食生活

刺激物の他、糖質の多いケーキ類、アルコール類等は、

ビタミンB群を分解過程で消費してしまいます。

*その他

十分な睡眠、ストレス発散等の規則正しい生活リズムを心がけ、

喫煙は控えましょう。

 

:治りにくい場合や再発を繰り返す場合は

   違う病気も疑われますので早めに受診しましょう。

                         院長

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