9月の終わりに、にしだわたる糖尿病内科院長 西田 亙先生の「歯科スタッフが知っておくべき糖尿病と糖代謝異常の知識」の講演会に当院のスタッフとともに勉強に行ってきました。
私たち歯科関係者は糖尿病と歯周病の関連につき、十分認識はしていますが、
それを糖尿病の方にしっかりお伝えできているかと思い悩んでしました。
歯周病は、お口の中の細菌(ばい菌)によって歯ぐきに炎症が起こり、歯を支える骨が壊されていく病気ですが、
お口の中だけの病気ではありません。
歯周病は、様々な全身疾患と関係性があることが知られており、生活習慣病の1つとして位置づけられています。
特に歯周病と糖尿病は密接な相互関係があることから、
歯周病は糖尿病の第6の合併症と捉えられています。
歯周病の予防や治療はお口全体の「健口」維持と身体全体の「健康」維持につなげることが大切なことです。
糖尿病の患者さんは内科で歯周病との関連について説明を受けていますでしょうか。
歯周病の治療はA1cの検査値を下げる、CRPの値を下げる、他の合併症を抑えます。
糖尿病と診断を受けたらまずは歯科受診をしましょう。
歯周病は歯肉に小さな炎症が起き続けている病気です。
自覚症状が出るのは中等度以上に進んでしまってからなんです。
折しも、同区医師会の学術講演会の「糖尿病患者の歯周病を放置しないで!~歯周病がもたらす負のスパイラル~」という演題で、愛知学院大学歯学部内科学講座の成瀬桂子先生よる講演に聴講を聴講しました。
糖尿病の人はそうでない人に比べて「歯周病」にかかっている率が高く、
重症化しやすいということを医師の立場から医師に対して説明をされていました。
当院では、糖尿病患者さんを歯科からサポートしていきます。
A1cを歯周病治療で0.1でも改善していくことを目指します。
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