
その時はもうすでに大人になっていましたが、
それまで経験したことがないような新鮮な感動を受けたのを
今でもはっきり覚えています

「オペラ座の怪人」
「美女と野獣」
「ライオンキング」などなどあまりにも有名ですが、
「ウィキッド」が名古屋で上映された3年前は、
その物語性の中にあるテーマがその時の私自身の心に響き、
4回連続して観てしまいました

数々の四季のミュージカルの中で2006年に観た「夢から醒めた夢」は
開演始めから涙が止まりませんでした

東京の自由劇場でやることを知った時、
いてもたってもいられず、一昨年(2017年)1人で行って参りました。

小さいホームのような劇場の入り口は細い小径の先にあり、
入りますと、車いすに白髪の大柄な紳士が入り口近くでこちらを向いています。
こちらというのは入場者という意味ですよ(笑)
すぐに浅利慶太とわかりました。劇団四季の創始者です。
驚きました

まるで入場者を歓迎するかのように…
劇が終り、その余韻のままで劇場を出ますと、また同じ位置におみえになるではありませんか。
まるで「今日の劇団四季はどうでしたか」を言わんばかりに…
創始者が、「入り」を気にして、反応を自分の目で確かめる。
まさにこれが「劇団四季」が人を魅了する根底かと
全く新しい見方で四季の良さが深まりました。
昨年、お亡くなりになられ(私がお会いした1年後です)、


今はその追悼公演が名古屋でも上映されています。
もちろん、私は「ジーザス・クライスト」「エビータ」を観て、
ささやかながら浅利慶太の追悼をさせていただきました。


上手い、楽しい、綺麗だけではない、
心を動かし、正し、気づかせる四季のミュージカル、皆さんも是非ご覧ください、
できればファンに

